【つれづれ漫画語り】一勝千金(原作:サンドロビッチ・ヤバ子 作画:MAAM)

裏サンデーより

今日は裏サンデーで連載されている「一勝千金」について紹介する。
あの「ダンベル何キロ持てる?」のタッグである、サンドロビッチ・ヤバ子先生原作、MAAM先生作画の作品だ。
第1巻が2023年9月19日に発売されたばかりである。

物語のあらすじ

格闘家、ヤクザ、警察官の落ち目の3人が一攫千金を夢見て女子専門の裏格闘団体を立ち上げた!
興行を成功させるため花形選手として招き入れたのは、可愛らしい見た目からは想像できない危険な少女で…!? 
女子×裏格闘×団体運営=???
『ダンベル何キロ持てる?』の原作サンドロビッチ・ヤバ子×作画MAAMのタッグで贈る、女子専門の裏格闘団体運営ドラマ!

ー裏サンデーより

怪我で表格闘技への道を閉ざされた元格闘家、求心力0の貧乏組長、狂犬汚職警察官…
中学校からの腐れ縁の3人の女たちが一攫千金を夢見て、裏格闘技団体『戦乙女(ヴァルキュリア)』を立ち上げた。
弱小の裏闘技場を盛り上げるためには、花形選手が必要だ。
しかし、花形選手として迎え入れられた女子高生「本郷姫奈」は、可愛らしい見た目からは想像も出来ない程に危険な少女であった…というのが物語の概要である。
同原作者による『ケンガンアシュラ』『ダンベル何キロ持てる?』と世界観を共有しており、登場人物は色々とワケありの女性達がメインとなっている。
ただ格闘技をする女子を描いているのではなく、格闘技団体の運営をメインテーマに据えているのも大きな特徴だ。

主な登場人物

天馬希望(てんま のぞみ)

裏格闘技団体『戦乙女(ヴァルキュリア)』のオーナー。
かつては裏格闘技「アンダードッグファイト」戦士だったが、客受けが悪い試合ばかりのためクビに。学生時代にダイエット目的で格闘技ジムに通い始めたが気付いた時にはプロになり、中規模団体で活躍。しかし大手団体に参入直前に網膜剥離でゲームセット。
以後は未練がましく裏格闘技に参戦してたが無職になり、幼馴染3人で飲み会をしたあと、『戦乙女』を立ち上げることを決意する。

伊織いちか

鋭い瞳とギザ歯が特徴の警視庁少年課の警察官。組対の所属だったが結果を出すために手段を選ばず、極めつけに上司を半殺しにしたため、少年課に左遷された。
希望とは小学校からの付き合い。
『戦乙女』の選手提供を担当している。

美谷はな

暴力団・神宮寺組組長。前組長が愛人に産ませた子供で、前職はクラブホステス。
社会人一年目で前組長が急死し、半ば無理矢理組を継がされてしまった。当然求心力もあるわけがなく、減り続ける組員と共に大手暴力団の影で水商売や風俗でほそぼそと食っている状態。
希望、いちかとは中学生の頃に転校してからの付き合い。
『戦乙女』では集客や場所を担当している。

本郷姫奈(ほんごう ひな)

現役女子高生にして『戦乙女』の花形闘士。
星の形をした瞳を持つ愛嬌のある可愛らしい女子高生だが、『戦乙女』では相手を「遅い」と言っては瞬殺しつづけており、「速い人」との戦いを望んでいる。
かつては過激派カルト教団『神の軍勢』の教祖・高橋超源の養女だった。そこでは徒手格闘から重火器の使用まで徹底的に戦闘スキルを叩き込まれており、並外れた戦闘能力はそこで培われている。
なお、「ダンベル何キロ持てる?」の皇桜女学院に通っている。

感想

「ダンベル何キロ持てる?」コンビ(原作サンドロビッチ・ヤバ子×作画MAAM)による女子専門の裏格闘漫画、もうそれだけで読まないはずがないのである。
女子格闘漫画というニッチなジャンルを読めることも嬉しい。
女子のバトル漫画だが、あの「ケンガンアシュラ」に負けず劣らずの戦闘描写・迫力であり、どんどん読み込んでしまう。
さすが原作がサンドロビッチ・ヤバ子先生だけのことはあり、闘いの展開が全く予想できず、ハラハラしてしまう。
ちなみに、最新話のカンフー女子とマッチョ女子のバトル『柚巴・リーVS瀬名りこ』が今のところ個人的にベストバウトだ。
てか、キャラがみんな魅力的なんだよな。この点はさすがMAAM先生の画力である。
まだ連載開始して数話であるが、これはマジで今後に期待できそうである。
ケンガンアシュラ、ケンガンオメガ好きな人なら楽しめると思うのでぜひ読んでほしい。
今からならマンガワンで毎週追うことができる。

試し読み


一勝千金

ダンベル何キロ持てる?

ケンガンアシュラ

ケンガンオメガ

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