【つれづれ漫画語り】雷雷雷(作:ヨシアキ)

裏サンデーより

今日は裏サンデーで連載されている「雷雷雷」について紹介する。
作者は「殺し屋は今日もBBAを殺せない」のヨシアキ先生だ。

物語のあらすじ

エイリアンとの戦争から50年ーー

市ヶ谷スミレ、18歳。
借金を返済するため、宇宙害蟲の駆除会社に勤務。
ある日、UFOに攫われたことでスミレの日常は一変!
頭の中で聞こえる何者かの声…
襲いかかる宇宙害獣…
さらには軍事企業からも狙われて――!?

『殺し屋は今日もBBAを殺せない。』の鬼才が贈るガール・ミーツ・エイリアン!!

裏サンデーより

主な登場人物

市ヶ谷スミレ

本作の主人公で害蟲駆除業者「サオトメバスターズ」で働く18歳の少女。
父親が幼少期に投資に失敗して多額の借金を残して失踪。
中学卒業後は借金返済のために上京し、職を転々としていた。
小動物系でかわいい顔立ちをしているが、卑屈な笑顔が玉に瑕。
ある日突然、何の脈絡もなくエイリアンにさらわれて改造され、心臓が宇宙害獣のコアに置き換えられてしまい、害獣に変身できる特殊な身体となった。
以降は民間軍事会社「ライデン社」の職員となり、同僚のハヅキの監視付きで宇宙害獣を駆除するために働くことになる。

ダスキン

スミレの身体と融合していた宇宙害獣。
強力な力を持ち、人類に対して害意を持っている。粗暴で自分勝手。
ハヅキに首チョンパされた際、首だけになってスミレの身体と分離。
首から身体が生えて独立して動けるようになる。
名前が無かったのでスミレに「ダスキン(昔飼ってたカブトムシの名前)」と名付けられる。

ハヅキ

「ライデン社」で戦闘員として働く女性。
黒髪ポニーテールの美女で、パワードスーツを身に纏い、刀を振るって戦う。
10年前に害獣に家族を殺された過去を持つ。
スミレを捕獲した張本人で、後に彼女と同居し監視役となる。
趣味はバイクのツーリング。

不憫系女子が良い

「雷雷雷」は宇宙害蟲の駆除業者で働く少女が、ある日突然エイリアンに攫われ、宇宙害獣に変身する改造人間になってしまうという物語。

コミカルなSFアクションといった物語だが、本作の魅力の1つは、主人公スミレの不憫系女子っぷりにあると思う(俺だけか)。
第1話は、宇宙人に誘拐されすっ裸にされたスミレが分析(?)されているシーンから始まる。
その後目を覚ますと、なぜか田んぼのミステリーサークルで寝ており、農家のおやじに怒られる。
そのせいで職場に遅刻し、上司にはネチネチ怒られる。
職場の先輩の客先へのぼったくりには目をつむり、借金返済に追われる毎日である。
このように第1話から、主人公スミレの不憫系女子っぷりが余すところなく展開する訳だ。
スミレはエイリアンに改造され、心臓が宇宙害獣のコアに置き換えられてしまい、害獣に変身できる身体となったが、エイリアンに殺されそうになったりライデン社戦闘員に殺されそうになったりと不憫な人生は続く。
不憫系女子が好みな人には、大当たりの作品である、と思う。

ちなみに最新話は、スミレとハヅキのツーリング回である。
こういう箸休め的な回があるのも良い。

試し読み

雷雷雷

第1巻は、2023年11月17日頃発売の予定である。

殺し屋は今日もBBAを殺せない。

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