去年から新都社にて漫画を描いている。
今回は第5話の紹介である。
目次
第5話 臨時職員 その②
公務員の職場には、正規職員と非正規職員が存在する。
非正規職員とは、主に地方自治体の組織で働く臨時職員や非常勤職員を指す。
今回の話は、どっかのアニメに出てきそうなキャラクターが技術資料管理課に
臨時職員として採用され、いろいろと仕事を頼まれ働くのだが、
なかなかどーして、自分が一番働いているのではないか?とふと考える、といった内容である。
物語の部署では正規職員がたいして働いていないので、そう考えるのが普通である。
愛する人へ送る最後の手紙
臨時職員とは?
市役所などの行政機関で働く中で非正規職員というものがある。
非正規職員には非常勤職員や任期付き短時間勤務職員、嘱託職員などがあり、臨時職員もその非正規職員の中に含まれる。
臨時職員の場合、正規職員が病気や出産、その他の理由で一時的に休職するときなどの補欠要員として採用される。そのため、一般的には採用の任期も6ヶ月ほどのケースが多く、労働日数も週に2~3回など正規雇用と比べると少ないため、正規雇用と比べて給与は低くなる傾向となっている。
臨時職員の仕事内容とは?
臨時職員は正規職員の補助として採用される場合が多く、そのため行政管轄のさまざまな施設が職場となる。
市町村役場のさまざまな部署はもちろん、保健所や福祉事務所、図書館、公立保育園などがある。
また、自治体によっては行政関連の施設として、各種農業センターや林業事務所、土木事務所などがある場合は、そちらで働く事もある。
こういった多くの部署で欠員が出たときに採用されるのが臨時職員なので、職場も多岐にわたるとともに仕事内容もその職場に応じてさまざまである。
職場によって仕事内容には違いがあるが、主な業務は正規職員の補助なので、基本的には簡単な作業が多い。また、労働時間や労働日数もそれほど多いわけではないので、そこまでハードではない。
事務仕事としては、漫画でも描かれているように、ワード・エクセルなどで文書の作成や、データ入力、資料のコピーや整理、電話対応や来客時の窓口応対などがあげられる。
大抵の臨時職員はコピーとりや配達、お茶くみなどの雑用が主な仕事で、事務の経験を積めるような仕事はかなり限られる。
臨時職員として働いて、その給料だけで家族を養い生活していくのは正直厳しいが、定年退職後に空いた時間を利用して働きたいと考えるシニアなどにとっては、臨時職員はいい働き場所といえそうだ。
ただし、臨時職員は公務員に準じる身分ですので、民間と違って副業は禁止されている。
この点は注意が必要。
おまけ 公務員試験に向けての書籍
最後におまけとして、公務員試験に向けての書籍を紹介する。
臨時職員から公務員試験を受けて正規職員になる人はけっこういる。
特に土木系職員なんかは人手不足なので倍率も低く、ねらい目かもしれない。
2025年度版 7日でできる! 【初級】地方公務員 過去問ベスト
やはり過去問を解いていくのがベストな勉強方法である。
誰も教えてくれなかった地方公務員の合格り方
地方公務員試験には、面接試験や論文試験がある。
どちらも合格するためには重要な試験なので、参考書を使って対策しよう。
よくわかる!公務員試験〈初級〉のための論作文術
長文を書くのが苦手なら、作文・小論文対策の本をうまく活用しよう。
多くの自治体において、作文や小論文を書く記述式の問題が出題されている。
非正規公務員のリアル
これは公務員試験勉強の書籍とは関係ないが…暴露本だろうか。