【鳥取県名所探訪】円形劇場くらよしフィギュアミュージアム

鳥取県といえば、皆さん何をイメージされるだろうか。
鳥取砂丘が有名な人口最少の県、おそらくそんなところであろう。
それだけではないのだ、鳥取県は(唐突)。
実はアニメ・漫画に県総出で力を入れており、アニメとのコラボ等による町おこしも盛んに行っている。ブログ管理人は隣県の島根県民として、こんな風に頑張っている鳥取県が大好きなのである。
今回はそんな鳥取県の、アニメ好きなら一度は訪れて欲しい名所を紹介したい。

円形劇場くらよしフィギュアミュージアム

・どんなとこ?

ミュージアム外観ー円形劇場くらよしフィギュアミュージアム公式HPより

先日、鳥取県倉吉市のプラモ屋に行った際(プラモ屋探訪は下記別ブログ参照)、せっかくなので「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」も訪問した。
円形劇場くらよしフィギュアミュージアムとは、倉吉市のかつては小学校であった”円形校舎”を改修し、アニメ等の様々なフィギュアを展示している博物館である。
この博物館には約2000点のフィギュア(キャラクター、恐竜、動物、ねんどろいど、ミリタリープラモ等)が展示されており、各階層によってテーマ別に展示されている。
さらにフィギュア以外にも、倉吉市が聖地となっている「ひなビタ♪」のギャラリーや、円形劇場の建物に関する貴重な資料や竣工までの歩みなどが展示されている。

○円形劇場くらよしフィギュアミュージアム公式HP

○鳥取県倉吉市のプラモ屋「ホビーショップねねね」

・アクセス

とにかく入ってみよう

・1階 ミュージアムショップ、イベントスペース

1階は、企画展系のフィギュアを軸とした展示ゾーンとなっている。過去開催された人気の企画展を挙げると、1階フロアだけでねんどろいどを1000体集結させて展示した「くらよしフィギュアミュージアムに、ねんどろいどが1000体やってきた!exit」という企画展や、「宇崎ちゃんは遊びたい!」とのコラボレーション企画展「宇崎ちゃんは鳥取で遊びたい!exit」等である。
今回は「食品サンプルの世界」展を行っていた。
また、このフロアではミュージアムショップを併設しており、入場券を購入しなくても入店ができる。こちらでは、様々なフィギュア関連商品のほか、ねんどろいど、ひなビタ♪のミュージアム限定グッズなどが購入できる。博物館入り口には、ミニチュアフィギュアが景品となったガチャガチャが多数設置されている。

ミュージアムショップ
黒板には宇崎ちゃんが・・・
ねんどろいどでおなじみ、GOOD SMILE COMPANY
ねんどろいど
作業服もオレンジ色
ねんどろいど製造工程
ねんどろいどがこんなに売ってる
入場特典としてピンバッジが貰える

・2階 恐竜、動物、ミリタリー、キャラクター

2階は、恐竜、動物、ミリタリー、キャラクター等の様々なフィギュアが展示されている。
今回は、鳥取×宇崎ちゃんのコラボ情報も展示されていた。

遊戯王
マクロス
エヴァ
よつばと
なぜかよつばと推し
パトレイバー
ミリタリープラモ
ミリタリーゾーン
戦車
戦闘機
ボトムス 超かっこいい
鳥取×宇崎ちゃんコラボ企画「宇崎ちゃんは鳥取で遊びたい」

・3階 円形校舎再現、ワークショップ、「ひなびた」ギャラリー

3階は、フィギュアとの交流や体験を軸とした展示ゾーンとなっている。フィギュア専用のジオラマ撮影スタジオがあり、こちらで自分のお気に入りのフィギュアを持ち込んで、自由に撮影することができる。
また、フィギュア制作体験のワークショップが行われている部屋や、元校舎であることを生かし、一室をまるごと教室を再現したセット、倉吉市が聖地となっている「ひなビタ♪」のギャラリーがある。

○「ひなビタ♪」公式ポータルサイト

らせん階段を上っていく
ファミコンをプレイすることができる(笑)
ワークショップ ねんどろいどの面相描き等
校舎再現 黒板は落書き自由
ひなビタのキャラクターパネル
ひなビタ♪ギャラリー
おかえり倉吉

・屋上 展望スペース

屋上エリアは出入り自由となっており、展望スペースとなっている。そこからは、白壁土蔵群の街並みを一望することができる。また、色々なキャラクターパネルも展示している。

農業系アニメ? 第一次産業が盛んな鳥取ならでは!?

・円形劇場の建物について

くらよしフィギュアミュージアムのイメージにもなっているこの円柱型の建物は、もともと倉吉市立明倫小学校だった建物で、1955年(昭和30年)に建てられ、1976年(昭和51年)の小学校移転まで校舎として使われた。ちなみに、現存する円形校舎としては日本最古の校舎であった。移転後は公民館や事務所などとして利用されたのだったが、老朽化を理由に2006年(平成18年)に閉鎖。2009年に明倫小学校創立100周年を記念し、記念写真展会場として一時的に開放されるも2014年に倉吉市議会で老朽化と危険性を理由に解体が正式決定。解体費用拠出も可決されたのであった。

ただ、当時策定予定だったまちづくり計画「倉吉市中心市街地活性化基本計画」の中で、円形校舎の活用方法がないか再検討を加えるまで予算の執行を凍結する付帯決議も同時可決された。これにより、年度内をめどに早急に利用計画を立てる必要が出たのである。

時を同じくして、大手フィギュアメーカーの1つである海洋堂に円形校舎の活用について力を貸してくれるよう市側から打診。実際に海洋堂社長(当時)であった宮脇氏が円形校舎を視察し、「面白い建物だからフィギュアのミュージアムにするとお客様を呼べるのではないか」と提案。そこに鳥取からポップカルチャーを発信している企業である米子ガイナックスも加わり、さらにはちょうどこの頃にグッドスマイルカンパニーの楽月工場が稼働開始した機会もあったため、フィギュアを生かしたまちづくりが行われることとなった。

最終的には約7000名の倉吉市民が円形校舎の活用を求める署名が集まり、市役所、市議会、住民による2年間の話し合いを経て、当時の市長である石田耕太郎氏が無償譲渡を決断。2016年7月1日に現在のミュージアム運営会社となっている株式会社円形劇場に譲渡されたのであった。のちにミュージアム化構想は、国の補助事業にも認定され、絶好の追い風となった。

そして、約2億3000万円の予算をかけて円形校舎のリノベーション工事に着手。こうして日本最古とうたわれた円形校舎は鳥取の新名所として生まれ変わり、2018年4月7日に円形劇場くらよしフィギュアミュージアムが無事オープンしたのである。

ーニコニコ大百科より

円形劇場の建物について、ニコニコ大百科にとても詳しい内容が記載されていたので引用させて頂いた。
この円形劇場は、円形校舎を愛する市民、海洋堂社長、倉吉市市長、グッドスマイルカンパニー、株式会社円形劇場、市民と行政とフィギュアメーカー、様々な人たちの想いが形となって残った努力の結晶だということが分かる。真の町おこしってこういうことなのではないか。
また、鳥取県民の好きな物に対するアツさがとても良く分かる例とも言える。
最高だぜ!!鳥取県民!!

鳥取県はアニメ・漫画の聖地満載

鳥取県は意外にも昔からアニメ・漫画との繋がりが深い県だと言える。
「ゲゲゲの鬼太郎」で有名な水木しげる、「YAIBA」や「名探偵コナン」で有名な青山剛昌、「孤独のグルメ」で有名な谷口ジローといった漫画家は全て鳥取県の出身であったりする。
また、平成23年から「まんが王国とっとり」といったイベントを開催しており、国際マンガコンテストや国際声優コンテスト等を毎年行っている。
さらに、何故かアニメの聖地が多く、そして何故かアニメと鳥取とのコラボがよく企画されたりする。
鳥取の落ち着いた風土は、創作活動に適しているのだろうか。
まぁ何が言いたいかというと、アニメ・漫画を推していて、アウトドア(登山・キャンプ・釣り)も盛んな鳥取県は、俺にとっての”最適解”だということだ。

○まんが王国とっとり公式HP

ー訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2022年版)より

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